はじめに

病気になって病院へ行った時に、医師から「漢方薬を出しましょう」と言われることがあります。

漢方薬というと秘境に住んでいる医師が処方している様なイメージがありますが、最近では近代的な病院でも処方されることが多い薬なのです。

今回は、西洋薬と漢方薬のそれぞれの良いところと悪いところを紹介していきたいと思います。

西洋薬の良いところ

西洋薬のメリットは、何と言っても即効性があるという点です。

病名の診断がつき、効果のある薬が分かっている場合には、その症状をいち早く鎮めることができます。

それぞれの症状に合わせて使用する薬が決まっていて、ピンポイントに効く様になっていることから、辛い症状を長引かせることなく抑えてくれるのです。

次に西洋薬のメリッとして、誰でも飲み易いという点があります。
それぞれの効能に合わせて製造されて、飲み手のことを考えた研究が進められています。

同じ薬でも「錠剤・粉・シロップ・座薬・貼り薬」などがあり、お年寄りから子供までスムーズに飲める様に工夫されているのです。

西洋薬の悪いところ

西洋薬を飲む際に一番心配されるのが副作用です。

西洋薬は効き目が強い分、副作用が出る可能性も高くなります。
同じ薬でも人により副作用が強く出たり、全く出ないという人もいますが、殆どの薬は体重に応じて医師が処方しています。

病気の症状が改善されても副作用がより強く出てしまうケースもあり、素人の判断で勝手に飲むのは危険です。

もう一つは、西洋薬には耐性があり、段々と身体がその薬に慣れてしまい、同じ量では効果が出なくなってしまうことがあります。

症状によっては薬の量を増やしたり違う薬を処方することもありますが、摂取する薬の量が増やし過ぎてしまうとより副作用が出易くなります。

また、その薬をやめた時に「離脱症状」という強い副作用が出る場合もあるのです。

漢方薬の良いところ

漢方薬の一番のメリットは、副作用が少ないという点です。

自然由来の成分を原材料としていることから人の身体に馴染み易く、身体に強い刺激を与えずに済みます。

次に漢方薬は西洋薬の様に症状を一時的に緩和するものではなく、体質を改善する効果があるという点があります。

漢方薬の基本は身体を温めることですので、体質改善により免疫力がアップして、その結果症状を根本的に治すことができるのです。

また、漢方薬は不定愁訴や心因的な症状など、医師が診察しても病気と診断できないものに対しても効果が期待できます。

西洋薬で対応できない場合に漢方薬が用いられることもあるのです。

漢方薬の悪いところ

漢方薬のデメリットは、即効性がないとう点です。

飲んですぐにその症状が治まるということは少なく、毎日飲み続けることで徐々に効果が出てくる薬です。今辛い症状を何とかしたいという場合には向いていません。

また、漢方薬は「マズイ」というのが一般的です。飲むのが辛くて続けられない、という人も多くいるのです。

おわりに

西洋薬にも漢方薬にもそれぞれメリット・デメリットがあります。
医師の指導に従い、両方を上手に取り入れることで、長く続く辛い病気も改善することが可能なのです。