薬の”コンプライアンス”という言葉を知っていますか?

体調不良で病院に掛かると薬を処方されると思います。その処方された薬を薬局に貰いに行くと、1日何回、何錠、どんな時に飲むのか、薬剤師さんから説明を受けると思います。

この説明をきちんと理解し、また指定された通りに薬を飲めるか、これが”コンプライアンス”です。

例えば、指示通りにきちんと内服が出来ていればその患者さんの”コンプライアンス”は良好となりますし、症状が治まったからと言って途中で断薬してしまったり、食事を抜いてしまったからと食事後を指定されていた薬を飲まなかったりすると、そういう患者さんの”コンプライアンス”が不良ということになります。

今はきちんとお薬の画像や効能、副作用の注意書き付きで1つにまとまった紙も説明の時に頂けますし、患者としてはありがたい限りですよね。

しかし、いくら説明をされ説明書まで頂いても人間飲み忘れは避けられません。自分がそうなのですが、「薬飲んだかな…」は1番厄介なものだと思います。

先に私の説明をさせていただくと、私はここ10数年慢性疾患である関節リウマチを患っています。発症してから今まで、1日も休むことなく毎日何かしらの薬は飲んではいるのですが(最近は注射まで自分で打ち始めました)、日々リウマチへの研究が進むにつれありがたいことに最新のお薬も内服しています。

最新の薬を飲めるようになることは確かにありがたいこと間違いないのですが、1つ不安要素もあります。それは薬の飲み方が変わる事です。

基本的に薬を変える時は、たくさん飲んでいる種類の1種類を違うもう1種類に変えます。
なので、1日2錠が夕だけ1錠になってしまったりすると大変です。
10数年慢性疾患患者の生活を送っていると、もはやルーチンと化している内服という行為、それがいきなり変わるんです。

今まで朝も飲んでいた薬が、夕1錠に変わった、と理解はしていても手が勝手に薬を開けてしまうことも多々あります。

最悪なのは、朝食を終え内服も済ませ、よし今日も1日頑張ろうと仕事に向かっている通勤中に「あれ?もしかして間違えて飲んでしまったのでは?」とふと思ってしまう事なんです。

1日悶々と考えてしまいますし、夕に飲んでしまっていいのかも迷うところです。
そんな時、身近に薬剤師がいるととても助かります。身近も身近、というか身内、姉です。

基本的に朝ごはんは一緒に食べるので、内服が間違っていたりするとすぐ「その薬は朝飲まない!」と指摘してくれますし、飲まなくていい薬を飲んでしまったかもしれない場合は、薬の強さによって、「この薬は保険で飲んでも平気」「こっちはもし朝飲んでいたら怖いから飲まなくて良し」と、分別してくれます。

普通のご家庭だと分別は難しいかもしれませんが、誰かに自分の内服指示を伝えておいた方が薬の”コンプライアンス”は上がると思います。
医師たちは、私たち患者がきちんと指示を守って薬を飲んでいる前提で検査の結果や症状を合わせて診断をします。

医師の判断に自分の所為で誤差が生じないように、きちんと”コンプライアンス”が良い患者でありたいものです。